作り方・ツール

ホームページ作成ツール・ソフトの比較と選び方

ホームページ作成ツールは、編集方法、料金、独自ドメイン、ページ数、更新機能、予約・EC、SEO、データ移行などが異なります。知名度やランキングだけで決めず、作りたいサイトと公開後の運用に必要な条件から比較してください。

まず作成方式を選ぶ

クラウド型ノーコードツール

ブラウザ上でテンプレートやパーツを編集し、サーバー管理をサービス側へ任せる方式です。早く始めやすい一方、機能・データ移行・契約条件を確認します。

WordPress・CMS

ページや情報を継続的に管理しやすい方式です。拡張性がある一方、更新、バックアップ、セキュリティ、互換性の管理が必要です。

HTML・CSS・デスクトップソフト

コードや制作ソフトを使い、細部を管理する方式です。自由度はありますが、制作と更新に知識が必要です。

AI搭載ツール

質問への回答や指示から構成・文章・デザインの案を生成します。生成後の確認・修正、権利、個人情報、移行条件を確認します。

主要なホームページ作成ツール比較表

まず、各ツールの位置づけを比較します。「可能」と書かれていても、プラン、上限、追加料金、設定方法は異なります。

ツール・方式 主な作成方法 無料での一般公開 独自ドメイン CMS・継続更新 サーバー管理 向きやすい用途
Google Sites 部品を配置して編集 可能 条件を確認して設定 ページ更新中心 原則不要 社内外の案内、簡易サイト、共同編集
Wix AI・テンプレート・視覚編集 WixのURLとブランド表示で可能 有料プラン ページ、用途別コンテンツ、アプリなど 不要 小〜中規模の事業サイト、予約・ECなど
Studio 視覚的なデザイン編集 Studioのサブドメインで可能 有料プラン CMS機能あり。プラン上限を確認 不要 デザインを調整する会社・サービスサイト
Jimdo AIビルダーまたはクリエイター 無料プランで可能 有料プラン 方式により編集・機能が異なる 不要 小規模な店舗・事業・個人サイト
ペライチ テンプレートとブロック 現在のフリープランは公開上限0ページ 有料プラン ページ・機能はプラン上限を確認 不要 LP、小規模サイト、予約・決済を使う案内
Canva Websites Canvaでデザイン編集 Canvaの無料ドメインで可能 現行の接続条件を確認 複数ページ対応。汎用CMSとは異なる 不要 ポートフォリオ、イベント、視覚中心の小規模サイト
WordPress(自前運用) テーマ、ブロック、管理画面 CMS本体は無料。サーバーなどは別途必要 可能 固定ページ、投稿、定型コンテンツなど 必要 長期運用する会社サイト、継続更新、大量ページ
HTML・CSS コードエディターで作成 制作は無料で可能。公開環境は別途必要 可能 基本はファイルを直接更新 必要 更新が少ない静的サイト、コード学習、独自実装
Adobe Dreamweaver コード、ファイル管理、プレビュー ソフトと公開環境の費用を確認 可能 基本はHTMLファイル管理 必要 既存HTMLサイト、静的サイトの制作・修正
AI搭載ツール 質問・指示から構成やサイトを生成 製品ごとに異なる 製品・プランごとに異なる 生成後の管理環境による 製品による 初稿・試作を早く作り、人が修正する用途

比較表を読む際の注意

  • 無料作成無料公開は別です。編集できても公開できないプランがあります。
  • 独自ドメイン対応でも、対象プラン、ドメイン料金、DNS設定は別に確認します。
  • CMSありでも、記事、事例、商品、スタッフなど何を何件管理できるかは異なります。
  • サーバー管理不要でも、アカウント、ドメイン、データ、外部連携の管理は利用者に残ります。
  • AI対応でも、事実、権利、個人情報、表示、SEO、安全性は人が確認します。

現行条件で誤解しやすい点もあります。ペライチはページの作成・編集を無料で試せますが、2025年10月1日以降、フリープランの公開上限は0ページです。Canva Websitesは現在複数ページに対応しており、無料のmy.canva.siteドメインでも公開できます。WixのサイトはWixのホスティング基盤で動くため、完成したWixサイトをそのまま別の外部サーバーへ移して運用する方式ではありません。

比較表だけで決めず、候補を2〜3個に絞り、実際の文章と画像を使った試作を行いましょう。

失敗しないための比較ポイント

作りたいサイトとページ構成

会社案内、店舗、ポートフォリオ、予約、ECなど、目的によって必要な機能が異なります。

無料でできる範囲と総費用

広告、独自ドメイン、ページ・容量、フォーム、解析、手数料、追加機能を含めて確認します。

編集方法と更新担当

パソコン・スマートフォンでの操作、複数人の権限、担当者の引き継ぎを確認します。

デザインとスマートフォン対応

テンプレートの見た目だけでなく、文字・画像・表・メニューが実際の内容で見やすいか確認します。

SEO・表示速度・安全性

title、見出し、URL、画像alt、canonical、Search Console、HTTPS、バックアップを設定できるか確認します。

データ移行と解約

文章・画像・商品・顧客情報などを出力できるか、ドメインを移管できるか、解約後に何が残るか確認します。

目的別の選び方

長期運用とページ追加を重視したい

WordPressやCMSが候補です。管理責任と保守体制も確認します。

デザインの自由度を重視したい

STUDIO、Wix、HTML・CSS、制作ソフトなどを、編集方法と運用体制から比較します。

スマートフォン中心で作りたい

アプリの編集範囲、画像・表・詳細設定、複数ページ管理を試します。

予約・EC機能が必要

標準機能、外部サービス連携、決済・手数料、キャンセル・返品、個人情報を確認します。

選定手順

  1. 目的・必要ページ・機能を一枚にまとめる
  2. 作成方式を選ぶ
  3. 候補を2〜3個に絞る
  4. 実際の文章と画像で試作する
  5. スマートフォン表示と更新操作を試す
  6. 契約名義、所有権、移行、解約を確認する

よくある質問

初心者に最もおすすめのツールはどれですか

すべての初心者に共通する一つの正解はありません。目的、ページ数、必要機能、更新担当、予算、移行条件を整理し、実際の原稿で候補を試してください。

WordPressとノーコードツールはどちらがよいですか

拡張性と管理の自由度を重視するならWordPress、サーバー管理を減らして標準機能で運用したいならクラウド型ノーコードが候補です。必要な機能と管理体制で判断します。

ツールを後から変更できますか

変更は可能ですが、デザインや機能をそのまま移せない場合があります。文章・画像・URL・ドメイン・フォーム・解析データをどう移行できるか、契約前に確認します。