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ホームページ作成の方法と手順
ホームページ作成は、いきなりデザインから始めるのではなく、目的、必要なページと機能、作成方法を決めてから、文章・画像・デザイン、実装、公開へ進めます。公開後も検索状況や利用状況を確認し、内容とシステムを更新するところまでが一連の流れです。
このページでは、作成ツール、WordPress、HTML・CSSによる自作、外注のどの方法にも共通する流れを9段階に分けて紹介します。細かな操作方法よりも、各段階で何を決め、どこまで完成させれば次へ進めるかを分かりやすく整理します。
このページで確認できる流れ
- ホームページ作成の全体像と正しい順番
- 各工程で決めること、用意するもの、確認すること
- 自作と外注で変わる部分
- 公開時に行うSEO・アクセス計測の基本
- 公開後の更新・保守・改善方法
ホームページ作成の全体手順
ホームページ作成の基本的な順番は次のとおりです。
| 手順 | 行うこと | 主な完成物 |
|---|---|---|
| 1 | 目的・目標・対象ユーザーを決める | 目的、対象者、目標のメモ |
| 2 | 必要なページと機能を洗い出す | ページ・機能一覧 |
| 3 | 作成方法と予算を決める | 自作・外注の方針、予算 |
| 4 | ドメイン・サーバー・ツールを用意する | 公開環境と管理アカウント |
| 5 | サイト構成とワイヤーフレームを作る | サイトマップ、ページ設計図 |
| 6 | 文章・画像・デザインを作る | 掲載内容とデザイン |
| 7 | 実装して動作を確認する | 閲覧・操作できるテストサイト |
| 8 | 公開・検索登録・アクセス計測を行う | 公開サイト、計測環境 |
| 9 | 更新・保守・改善を続ける | 運用計画と改善記録 |
実際には、文章を作りながらページ構成を調整するなど、工程を行き来することがあります。ただし、目的や必要機能を決める前にデザインやツールを確定すると、大きな作り直しが発生しやすくなります。
手順1 目的・目標・対象ユーザーを決める
最初に、「誰の、どのような問題を解決し、その結果どうなってほしいか」を決めます。単に「ホームページがないから作る」では、必要なページも評価方法も決まりません。
目的の例は次のとおりです。
- 会社や店舗の存在と基本情報を正しく伝える
- 商品・サービスを理解してもらい、問い合わせにつなげる
- 来店予約やオンライン予約を受け付ける
- 商品を販売する
- 採用応募を増やす
- 既存顧客へ利用方法やサポート情報を提供する
対象ユーザーは、年齢や地域だけでなく、何を知り、何に迷っているかまで考えます。たとえば「初めて税理士を探す小規模事業者」と「税理士変更を検討している法人」では、必要な説明が異なります。
目標は、確認できる行動に置き換えます。「きれいなサイトにする」ではなく、「サービス内容を理解してもらう」「電話で繰り返し説明している質問を減らす」「予約方法を一本化する」といった形です。アクセス数だけを目標にせず、サイトの役割に合う指標を選びます。
詳しい整理方法はホームページの目的・企画・要件定義で解説します。
手順2 必要なページと機能を洗い出す
目的を達成するために必要な情報を、ページと機能に分けます。
会社・店舗サイトでよく使われるページには、次のようなものがあります。
- トップページ
- 会社・運営者情報
- 商品・サービス紹介
- 料金
- 実績・事例
- よくある質問
- 利用・依頼の流れ
- 店舗・アクセス
- 問い合わせ・予約方法
- プライバシーポリシーなどの方針・法定表示
機能には、更新管理、問い合わせフォーム、予約、決済、サイト内検索、多言語、会員管理、アクセス解析などがあります。
最初に思いついたものをすべて実装するのではなく、次の3つに分けます。
- 公開時にないと目的を達成できないもの
- 公開後に追加できるもの
- 使う場面が不明で、いったん不要なもの
機能が増えるほど、制作費だけでなく、確認項目、月額費用、セキュリティ、運用作業も増えます。誰が、いつ、どのように使うかを説明できる機能から優先しましょう。
必要な契約や素材はホームページ作成に必要なもので確認できます。
手順3 作成方法と予算を決める
ホームページを作る主な方法は、ホームページ作成ツール、WordPress、自作コード、制作会社・フリーランスへの外注です。
| 方法 | 向いている状況 | 注意点 |
|---|---|---|
| 作成ツール | 小規模で、早く自分で公開したい | 機能・移転・デザインがサービス仕様に依存 |
| WordPressで自作 | 自分で更新し、ある程度自由に拡張したい | サーバー、更新、セキュリティの管理が必要 |
| HTMLなどで自作 | コードを学び、細かく作りたい | 学習と保守の時間が必要 |
| フリーランスへ依頼 | 範囲が明確な小〜中規模サイト | 個人ごとの対応範囲や体制を確認 |
| 制作会社へ依頼 | 企画・制作・運用を複数分野で支援してほしい | 費用と打ち合わせ・確認の時間が必要 |
予算は初期制作費だけでなく、ドメイン、サーバー、作成サービス、保守、更新、外部機能などの継続費用も含めて考えます。自作では外注費を抑えられますが、学習と制作に使う時間も必要です。
ツールごとの違いはホームページ作成ツール比較、自作全体は自分でホームページを作成する方法で詳しく扱います。
手順4 ドメイン・サーバー・ツールを用意する
作成方法が決まったら、公開環境を準備します。
WordPressやHTMLで作る場合は、一般に次の順で進めます。
- 独自ドメインの候補と利用できるかどうかを確認する
- 必要条件に合うレンタルサーバーを契約する
- ドメインを取得し、サーバーへ接続する
- SSLを設定し、
https://で表示できるようにする - WordPressなど必要なシステムを設置する
- 管理アカウント、更新、バックアップ方法を確認する
クラウド型作成ツールでは、アカウントを作成してプランを選び、必要に応じて独自ドメインを接続します。無料プランから試す場合も、独自ドメイン、広告非表示、フォーム、アクセス解析など、事業用に必要な機能がどのプランに含まれるかを確認します。
契約は、実際の運営者が所有・管理できる名義で行うのが基本です。制作者の個人アカウントだけで契約すると、担当変更や移転時に管理できなくなる可能性があります。ホームページ用ドメインの取得方法もあわせてご覧ください。
手順5 サイト構成とワイヤーフレームを作る
サイト構成では、必要な情報をページへ分け、利用者が目的の情報へ移動できる順番を決めます。サイト全体のページ一覧と階層を表したものがサイトマップです。
次に、各ページで「何を、どの順番で見せるか」を決めます。ワイヤーフレームは、見出し、文章、画像、ボタンなどの配置を簡単な枠で示す設計図です。色や装飾を決める前に、情報の優先順位を確認するために使います。
構成を作るときは、次の点を確認します。
- トップページから重要なページへ移動できるか
- メニュー名だけで内容を予測できるか
- 一つのページに複数の異なる目的を詰め込んでいないか
- 利用者が次に知りたい内容へ内部リンクがあるか
- スマートフォンでも重要な情報が先に見えるか
- 似た内容のページが重複していないか
URLもこの段階で決めます。公開後の変更は転送設定やリンク修正が必要になるため、意味が分かり、長く使える短いURLを選びます。詳しくはホームページのサイト構成とページ数で解説します。
手順6 文章・画像・デザインを作る
ワイヤーフレームに沿って文章と画像を用意し、その内容が伝わるデザインへ整えます。
文章は、各ページの結論を先に示し、利用者の疑問に答える順番で書きます。会社側が伝えたい情報だけでなく、対象者が比較・判断するために必要な条件、料金、注意点も含めます。専門用語を使う場合は短く説明し、根拠のない最上級表現や実績を作らないようにします。
画像は装飾のために増やすのではなく、商品、場所、人物、工程、違いなど、文章だけでは分かりにくい内容を補います。著作権、人物の掲載許可、素材ライセンスを確認し、元データと出典を管理します。
デザインでは、ブランドの印象と読みやすさを両立させます。
- 本文の文字サイズと行間を十分に取る
- 背景と文字の色に十分な差をつける
- 見出しの階層を見た目でも分かるようにする
- ボタンやリンクを識別しやすくする
- スマートフォンで横にはみ出さないようにする
- 動きや装飾で操作を妨げない
デザインだけ先に確定せず、実際の文章量と画像で画面を確認します。
手順7 実装して動作を確認する
確定した内容とデザインを、作成ツール、WordPress、HTMLなどで閲覧・操作できる状態へします。実装後は、見た目だけでなく、機能、安全性、管理のしやすさを確認します。
公開前の主な確認項目は次のとおりです。
- パソコン、スマートフォン、タブレットで崩れないか
- Chrome、Safariなど主要ブラウザーで表示・操作できるか
- メニュー、ボタン、内部・外部リンクが正しいか
- 電話番号、地図、フォーム、予約、決済が動作するか
- 送信通知と自動返信が届くか
- 誤字、古い情報、仮の文章・画像が残っていないか
- title、meta description、H1、見出し構造が適切か
- 画像の代替テキストが内容に合っているか
- SSLが有効で、安全でないデータを読み込んでいないか
- 管理画面の権限、バックアップ、復元方法を確認したか
- 404ページや存在しないURLの動作に問題がないか
フォームや決済は、入力から管理者側の処理まで実際の流れでテストします。テストデータは本番データと区別し、不要になったら削除します。
手順8 公開・検索登録・アクセス計測を行う
公開日には、ドメインの接続や公開設定を行い、一般の利用者がアクセスできる状態にします。公開後、ブラウザーのシークレットウィンドウやログアウト状態でもページを閲覧できるか確認します。
検索関連では、次の作業を行います。
- 検索エンジンを拒否する設定が残っていないか確認する
- canonical URLを正しく設定する
- XMLサイトマップを用意する
- Google Search Consoleへサイトを登録し、サイトマップを送信する
- 重要ページをURL検査で確認する
- robots.txt、404、転送、内部リンクを確認する
Search Consoleへの登録やサイトマップ送信は、検索結果への掲載や順位を保証するものではありません。Googleは自動化されたクローラーでページを発見・処理します。検索されるためには、利用者の疑問に答える内容、読み取れるページ構造、関連ページからのリンク、継続的な改善が必要です。基本はホームページ作成のSEO対策で解説します。
アクセス計測にはGoogle Analytics 4などを設定します。GA4では、対象サイトのウェブデータストリームを用意し、発行された測定IDをサイト側へ設定します。導入後は自分のアクセスなどを使ってデータが届くか確認し、プライバシーポリシーやCookie対応を実際の計測内容に合わせます。
手順9 更新・保守・改善を続ける
ホームページは、公開した時点で完成して終わりではありません。情報を正しく保ち、安全に表示し、目的を達成できているか確認します。
更新・保守の主な作業は次のとおりです。
- 料金、営業時間、スタッフ、サービス内容の更新
- ドメイン、サーバー、外部サービスの契約更新
- CMS、テーマ、プラグインなどの更新
- バックアップと復元テスト
- 不正ログイン、改ざん、エラーの確認
- フォームや予約通知の定期テスト
- Search Consoleでインデックスや検索流入を確認
- GA4で閲覧ページや利用状況を確認
- よくある質問や離脱の多いページを改善
アクセスが少ないときは、すぐデザインを変えるのではなく、検索されるテーマを扱っているか、ページが検索に登録されているか、タイトルと内容が一致しているかを確認します。閲覧はあるのに行動につながらない場合は、説明不足、料金や条件の分かりにくさ、次の行動の見つけにくさを見直します。
具体的な作業はホームページのメンテナンス・更新で扱います。
作成方法ごとに手順が変わるポイント
全体の順番は共通ですが、作成方法によって自分が担当する範囲が変わります。
- 01
ホームページ作成ツールを使う場合
サーバー設定やコード実装の多くをサービス側へ任せられます。テンプレート選択から始めやすい反面、目的・ページ構成・文章を決める工程まで省略すると、情報が整理されないまま公開されます。プランの機能、独自ドメイン、解約時のデータ移行も確認します。
- 02
WordPressで自作する場合
ドメイン、サーバー、WordPressの設置、テーマ・追加機能の選定、更新・バックアップまで自分で管理します。デザイン前に、必要機能を標準機能・テーマ・プラグインのどれで実現するか整理し、追加しすぎないようにします。
- 03
HTML・CSSなどで自作する場合
ファイル構成、表示、レスポンシブ対応、公開方法を自分で設計します。小規模な静的サイトなら管理しやすい場合がありますが、更新担当者がコードを扱えない場合は、公開後の修正方法も決めておきます。
- 04
制作を外注する場合
実装は依頼できますが、目的の決定、事業情報と素材の提供、内容確認、承認は依頼者側にも必要です。誰が原稿を書くか、修正回数、公開作業、アカウントの所有、納品物、保守範囲を契約前に確認します。外注時の進行はホームページ制作を依頼してから公開するまでの流れで詳しく解説します。
作成期間の見積もりはホームページ作成にかかる期間・日数もあわせてご覧ください。
参考情報
- Google検索セントラル「Google検索の仕組みの詳細ガイド」(確認日:2026-07-14)
- Google Search Console(確認日:2026-07-14)
- Google Analytics ヘルプ「新しいウェブサイトまたはアプリのセットアップ」(確認日:2026-07-14)